貴乃花親方は3日、都内のホテルで行われた日本サッカー協会の新役員披露パーティーに出席した。協会の役員待遇委員で審判部副部長の要職にある貴乃花親方は、協会の顔として報道陣に大麻汚染についてのコメントを求められ、「発言が難しい」といいながら、目前に迫っている秋場所の開催について、「(2人の検査結果が)悪ければ、非常に重要な争点になる」と語った。秋場所そのものの延期、もしくは中止の可能性について示唆した発言だった。
貴乃花親方は終始神妙な面持ちで「相撲協会の是非が問われる問題。検査場からいきなり(警察に)連れて行かれて。われわれにとって国技館は神聖な場所なのに」と話し、白露山の師匠でもある北の湖理事長の責任については、「ご存じなかったのでしょうね」と同情しながら、「トップの判断が必要になります」と話した。
同日午前、露鵬は大嶽部屋前で報道陣に「心配おかけして申し訳ない。白露山も自分も(大麻は)見たことも、触ったこともない」と、疑惑を否定した。陽性反応については「モンゴル巡業の前から腰を痛めて、痛み止めなどいろいろな薬を飲んだ。もう一度しっかり調べてもらいたい。信頼できる日本の病院で再検査する」と話した。
渦中の北の湖理事長は同日午前9時半ごろ、部屋の玄関に姿を見せ、報道陣にもみくちゃにされながら迎えの車に乗り込んだ。途中、テレビカメラが後頭部にぶつかり、「誰だ、今当てたのは!」と激怒した以外は、報道陣を無視して、サウナに向かった。(貴乃花、秋場所の開催中止言及…トップの判断必要(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース)
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